「はッ…バカみてぇ…」 今頃ジロー先輩は空の上、きっともう離陸しただろう。 俺の涙がタンポポの上に落ちてゆく。 タンポポが泣いてるみたいだと脳天気に思ってみたりした。 たんぽぽのお化粧 ちゃんとあの人はあっちでやっていけるだろうか 眠ってばかりで、ほっておけないから、 俺が、側にいないと、駄目なんだよ。 …俺が駄目なんだ。 あの人の温もりが、優しさが側にいないと、 どうしたらいいか、わからないんだ なぁ…先輩?俺どうすればいい? 俺、もう駄目だよ 先輩の声を、 先輩の目を、 先輩の手を、 先輩が素敵だった事、吐息を、温もりを、全て忘れて、しまいそうだ 「ダンデライオンの風が舞う」の続き…? 間に話はあるのですが…見たい人がいたら笑 閉じる
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